Audibleが静かに支えになった体験談
※医療的な効果についての注意
この記事で紹介している内容は、医療的な効果や治療を目的としたものではありません。
体調や治療については、必ず主治医の指示を優先してください。
入院中の夜は、想像以上に長い
入院生活を経験してみて、
一番つらかったことの一つが「夜の長さ」でした。
病院では21時には消灯。
「さあ寝ましょう」という時間ですが、
慣れないベッド、慣れない環境で、すぐに眠れるわけがありません。
天井を見つめながら、
「まだこんな時間か……」と時計を何度も確認する。
そんな夜が何日も続きました。

スマホは便利だけど、正直しんどかった
最初はスマホで時間をつぶしていました。
・動画を見る
・ゲームをする
・SNSを眺める
確かに時間は過ぎます。
でも、しばらくすると目がどんどん疲れてくる。
病気のこと、これからのことを考えすぎている状態で、
さらに画面を見続けるのは、正直きつかったです。
「目を閉じたいけど、何もしないのも不安」
そんな矛盾した状態でした。
Audibleで「本を聴く」という選択肢を試してみた
そんなとき、ふと思い出したのが
**Audible(オーディブル)**でした。
「そういえば、本を“聴く”っていう方法があったな」
正直、最初は半信半疑です。
でも、やることもなかったので試してみました。
目を閉じたまま、本が入ってくる感覚
Audibleを再生して、
目を閉じたまま、ただ音を聴く。
すると、思っていた以上に楽でした。
・目を使わなくていい
・画面を見なくていい
・内容を完璧に理解しなくていい
ただ声が流れているだけなのに、
頭の中のザワザワが少しずつ落ち着いていく。

自然に「眠くなってくる」感覚
Audibleを聴いていると、
「眠らなきゃ」と力むことがなくなりました。
本の内容を追いかけているうちに、
いつの間にか意識がぼんやりしてくる。
気がついたら、
「あれ、今どこまで聴いたっけ?」
となっている。
この感覚が、僕にはとても合っていました。
眠らせてくれる、というより「夜をやり過ごせる」
誤解のないように書いておくと、
Audibleを聴けば必ず眠れる、というわけではありません。
でも、
・眠れない不安
・一人で考え込んでしまう時間
そういったものを、
少しだけ軽くしてくれる存在でした。
「今日もこの夜をどうにか過ごせた」
そう思えるだけで、気持ちはだいぶ違います。
病気と向き合う時間に、ちょうどいい距離感
入院中は、
どうしても病気のことを考える時間が増えます。
Audibleは、
励ましすぎず、答えを押しつけてくることもありません。
ただ、
誰かの声がそばにある。
この距離感が、
不安が強い時期の自分にはちょうどよかったです。
僕にとってAudibleは「夜の選択肢の一つ」
Audibleは、
治療でも、特効薬でもありません。
でも、
・目を閉じたまま過ごせる
・静かに気持ちを切り替えられる
・夜をやり過ごす助けになる
そんな「選択肢の一つ」として、
入院中の僕を支えてくれました。
おわりに|眠れない夜に、無理をしない選択を
眠れない夜は、
自分を責めてしまいがちです。
でも今振り返ると、
あの時間は「耐えていた」のではなく、
自分なりに乗り切ろうとしていた時間だったと思います。
Audibleは、
その夜を静かに一緒に過ごしてくれました。
眠れない夜に、
無理に答えを出さなくてもいい。
ただ過ごすための方法は、いくつかあっていい。
そんな体験談です。

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