※本記事は、頭蓋咽頭腫と診断され、経鼻内視鏡手術を受けた当事者が、手術後の味覚・嗅覚の変化と回復までの経緯を実体験としてまとめたものです。
経鼻内視鏡手術と回復までの経過記録
頭蓋咽頭腫の手術を受けたあと、僕は一時的に味覚と嗅覚をほとんど感じない状態になりました。
原因は経鼻内視鏡手術による影響です。
この症状は見た目では分かりづらく、医師からも詳細に説明されることは多くありません。
同じ手術を受ける方、術後の変化に戸惑っている方の参考になればと思い、実体験としてまとめます。
頭蓋咽頭腫の経鼻内視鏡手術と入院期間
僕は頭蓋咽頭腫の手術を2回受けています。
- 1回目の手術:入院期間は約2週間
- 2回目の手術:入院期間も約2週間
どちらも経鼻内視鏡手術で、鼻から内視鏡を入れて腫瘍にアプローチする方法でした。
身体的な負担は比較的少ないとされる手術ですが、術後の感覚には大きな違いがありました。
経鼻内視鏡手術後に味覚・嗅覚がなくなった
1回目の手術後、しばらくして気づいたのが、味と匂いをほとんど感じなくなったことです。
- 食べ物の味が分からない
- 匂いも感じない
- 食事の違いが判別できない
食べているという行為は続いているのに、食事の楽しさだけが抜け落ちた感覚でした。
微かに味を感じた食べ物(フルーツ・ゼリー)
完全に何も感じないわけではなく、例外もありました。
- フルーツ
- ゼリー
これらは、ごく微かに甘さを感じることがありました。
ただ、それが「美味しい」と言えるほどではなく、感覚としては遠いものでした。
味覚が回復するまでにかかった時間の違い
味覚の回復までにかかった期間は、1回目と2回目で大きく異なりました。
- 1回目の手術後:味覚が戻るまで約2カ月
- 2回目の手術後:4〜5日ほどで回復
2回目の回復が早かったことで、
「前回はここまで食事がつらかったんだな」と、改めて実感しました。
味覚が戻って、食事の楽しさを思い出した
味覚が回復し始めたとき、最初に感じたのは小さな違和感でした。
「あれ、今、味がした気がする」
そこから少しずつ、食事が単なる栄養補給ではなく、楽しみのある行為に戻っていきました。
味覚を失って初めて、
食事が日常の満足感をどれだけ支えていたかを強く意識しました。

頭蓋咽頭腫手術後の味覚障害を経験して思うこと
頭蓋咽頭腫の手術は、命や将来を守るために必要な治療です。
一方で、術後には生活の質(QOL)に影響する変化が起こることもあります。
味覚や嗅覚は、失って初めてその存在の大きさに気づくものかもしれません。
この体験が、
- 同じ手術を控えている方
- 手術後の味覚障害に悩んでいる方
にとって、少しでも安心材料になれば幸いです。

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