はじめに|病気が「働き方」を変える瞬間がある
病気になる前、私は
テニスコーチとして、身体を動かすことを前提に働く毎日を送っていました。
しかし、
- 頭蓋咽頭腫
- 下垂体前葉機能低下症
- 尿崩症
と診断されたことで、
「元のように働き続けられるのか?」
という現実的な問題に直面しました。
この記事では、
病気をきっかけに働き方と収入の設計を見直す必要性について、
当事者の立場から整理します。
テニスコーチという仕事の収入構造
テニスコーチの多くは、
- 時給・レッスン単価制
- ボーナスなし
- 体調不良=収入減
という構造で働いています。
私自身のケースでは、
- 年収:約360万円前後
- 勤務時間:朝〜夜
- 土日祝が繁忙期
働いた時間と体力に強く依存する収入でした。

病気が働き方に与える具体的な影響
頭蓋咽頭腫・下垂体機能低下症による変化
これらの病気によって、私は以下のような影響を受けています。
- 慢性的な疲労感
- 体力回復の遅れ
- 体調の波が大きい
- 集中力の低下
「無理をすれば何とかなる」が通用しなくなる感覚は、
身体を使う仕事ほど強く現れます。
尿崩症による仕事上の制約
尿崩症では、
- こまめな水分摂取
- 排尿回数の増加
- 脱水への注意
が必要になります。
屋外レッスンや長時間拘束の現場では、
体調管理そのものが仕事の難易度を上げる要因になります。
「元のように働けなくなる」ことは現実的なリスク
病気を抱えた状態では、
- レッスン数を減らす
- 勤務時間を短くする
- 体調次第で急に休む
といった判断が必要になる場面が増えます。
これはつまり、
ということを意味します。
収入が安定しない可能性が高まるということを意味します。
テニスコーチという仕事は、
働けなくなった瞬間に収入が止まる
非常にシンプルで厳しい構造をしています。
病気をきっかけに気づいた「収入一本化」の危険性
病気になるまでは、
- 働けている=問題ない
- 今月稼げている=安心
と考えていました。
しかし現在は、
- 体調は自分で完全にコントロールできない
- 将来、働き方に制限が出る可能性がある
以上の理由から、
収入源を一つに依存すること自体がリスクだと感じています。
病気があるからこそ必要な「もう一つの収入の柱」
重要なのは、
「仕事を辞める」ことではありません。
- 仕事を続けるために
- 身体を守るために
- 精神的な余裕を保つために
収入を分散させる設計が必要だと考えるようになりました。
身体的負担の少ない働き方を考える
私が収入の柱を考える上で重視した条件は、
- 体調に合わせて作業量を調整できる
- 身体への負担が少ない
- 経験を活かせる
これらを満たす一つの手段が、
ブログによる発信でした。
当事者だからこそ書ける「病気×働き方」
このブログでは、
- テニスコーチとしての現場経験
- 病気と付き合いながら働く現実
- 体調管理・働き方の工夫
を、実体験ベースで発信しています。
医学的な正解ではなく、
「一人の当事者の現実的な選択肢」
を示すことが目的です。

まとめ|病気があっても、働き方は設計できる
頭蓋咽頭腫、下垂体前葉機能低下症、尿崩症は、
働き方そのものを見直すきっかけになる病気でした。
- 元のように働けなくなる可能性
- 収入が不安定になるリスク
これらを直視した上で、
続けるために備える
という選択は、決して後ろ向きではありません。

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