病気と向き合う日常の中で、僕が水槽に“癒し”を求めるようになった理由

アクアリウムに何を求めるかは、人それぞれです。

  • 魚や水草の育成を楽しみたい人
  • 繁殖という結果を追い求める人
  • レイアウトやデザインに没頭したい人
  • 部屋を彩るインテリアとして置きたい人

どれも正解で、どれもアクアリウムの大きな魅力だと思います。

ただ、今の僕がアクアリウムに求めているものは、少し違います。

それは「癒し」です。

病気の再発や将来への不安を抱えながら生活していると、
「心を落ち着かせる時間」の大切さを強く感じるようになります。

これは趣味としての話というより、 病気と向き合う生活の中で自然とたどり着いた答えでした。

目次

YouTubeで見た“理想の水景”に心を奪われた

最初のきっかけは、アクアリウム系YouTuberの動画でした。

水草がゆらゆらと揺れ、 その間をエビや小さな魚が静かに泳いでいる映像。

派手な演出があるわけでもないのに、 なぜか胸の奥がじんわりと温かくなる感覚がありました。

「きれいな水の中に、静かな時間が流れている」

その世界を見ているだけで、 日常のざわつきが一瞬、遠のいた気がしたのです。

気がつけば、 「自分の家にも、こんな水景があったらいいな」 そう思うようになり、アクアリウムの世界に足を踏み入れました。

病気の再発を知ったとき、心を支えてくれたのが水槽だった

病気が再発し、「この先も今まで通り働けるのか」という不安を強く感じるようになりました。
病気によって働き方そのものを見直す必要が出てきた経緯については、こちらの記事で。

今回、病気の再発が分かったとき、 正直なところ不安で頭がいっぱいになりました。

再手術のこと。 入院生活のこと。 仕事をどうしていくのか。 家族への影響。

考え始めると、 次から次へと不安が押し寄せてきて、 心が休まる時間がほとんどありませんでした。

そんなとき、ふと棚の奥にしまってあった 昔使っていたメダカ水槽が目に入りました。

久しぶりに取り出し、 ホコリを落として、水を張ってみる。

ただそれだけの作業なのに、 不思議と呼吸が深くなっていくのを感じました。

水が満たされた水槽を前にした瞬間、

「あぁ、やっぱり水の中って落ち着く」

そう自然に思えたのです。

この感覚が、 再びアクアリウムに向き合うきっかけになりました。

朝と夜、水槽を見る時間が心を整えてくれる

今では、水槽を見ることが 僕の日常の一部になっています。

  • 朝起きて、出かける前に水槽を見る
  • 夜、眠る前に水槽を見る

この2つの時間は、 僕にとって心を整える大切なルーティンです。

水草が光を受けて気泡をつける様子を眺めたり、 エビや魚がゆっくり泳ぐ姿を見ていると、

焦りや不安が、少しずつ薄れていく感覚があります。

「今この瞬間は、大丈夫」

そう思える時間があることが、 病気と向き合う生活の中では 想像以上に大きな支えになっています。

アクアリウムがストレス軽減に効果があると言われる理由

感覚的に癒されているだけでなく、 調べていくうちに アクアリウムのリラックス効果に関する研究や報告も 多く存在することを知りました。

  • 水槽を眺めることで心拍数が落ち着く
  • 水のゆらぎが自律神経に良い影響を与える
  • 観賞行為そのものがストレス軽減につながる

こうした情報を目にしたとき、

「やっぱり、自分が感じていたことは間違っていなかったんだ」

と、少し安心したのを覚えています。

病気と向き合う日常に、アクアリウムという選択肢

人によって、アクアリウムの楽しみ方は違います。

成果を求める人もいれば、 技術を追求する人もいる。

でも、今の僕にとってのアクアリウムは、

心のバランスを保つために必要な“癒しの空間”

です。

病気の不安で押しつぶされそうになったときも、 水槽の前に座る時間が、 僕の心を静かに守ってくれました。

このブログでは、 そんな体験を通して感じたことを、 少しずつ言葉にしていこうと思っています。

同じように、 日常に疲れを感じている誰かにとって、 何かのヒントになれば嬉しいです。

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